大人予防接種(公費)
肺炎球菌ワクチン プレベナー20®(令和8年4月~定期接種)
高齢者の肺炎球菌ワクチン定期接種が、これまでのニューモバックスNP(PPSV23:23価多糖体ワクチン)からプレベナー20®(PCV20:20価結合型ワクチン)へ全面的に切り替わりました。横浜市の自己負担額も3,000円から5,000円に変更となっています。
肺炎球菌は、肺炎・気管支炎・髄膜炎・敗血症などの感染症の主要な原因菌です。高齢者では重症化しやすく、わが国の死亡原因でも上位を占める肺炎の予防には、ワクチン接種が有効とされています。
プレベナー20®は、20種類の血清型に対応する結合型ワクチンで、従来の多糖体ワクチンと異なり記憶B細胞・記憶T細胞による免疫記憶を誘導するのが特徴です。日本呼吸器学会・感染症学会・ワクチン学会の合同ガイドライン第8版(2026年4月公表)では、効果の持続期間は「5年程度と推定」とされています(再接種データは現在収集中)。
※肺炎球菌ワクチンは、すべての肺炎を予防できるわけではありません。接種後も、うがいや手洗いなど日常的な感染予防を心がけてください。
成人用肺炎球菌ワクチン定期予防接種制度について(横浜市)
当院は横浜市高齢者肺炎球菌定期予防接種の協力医療機関です。予防接種法に基づき、初めて肺炎球菌ワクチンを接種される65歳の方、および60歳以上65歳未満で指定する障害のある方が対象となります。
対象者は、自己負担5,000円で接種可能です。
対象の年齢、また対象期間以外の接種は、任意接種(全額自己負担)となりますのでご注意ください。
当院の任意接種価格:プレベナー20® 13,500円/キャップバックス® 15,000円
※成人用肺炎球菌ワクチン予防接種は、予防接種法における定期予防接種のB類疾病となります。そのため、接種義務及び接種努力義務はありません。
接種対象者と接種期間
横浜市内に住民登録があり、過去に自費(任意接種)を含め一度もPPSV23(ニューモバックスNP)またはいずれかのPCV(プレベナー13・15・20、キャップバックス)を接種したことがなく、接種日現在で次の①②のいずれかに該当する方が対象となります。
| 対象者 |
対象期間 | |
|---|---|---|
| ① | 65歳の方 (65歳の誕生日の2~3週間前に予診票が個別に郵送されます。) |
65歳の誕生日から 66歳の誕生日の前日まで |
| ② | 60歳以上65歳未満の方で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に1級相当の障害のある方(障害の程度が確認できる身体障害者手帳や診断書をお持ちの上、ご自身で区の福祉保健課に行き、予診票をお受け取りください) | 60歳の誕生日から 65歳の誕生日の前日まで |
持参頂くもの
1.予診票
※65歳の方には、65歳の誕生日の2~3週間前にご自宅に届きます。届いていない場合や転入等で手元にない方は、お住まいの区の福祉保健課健康づくり係へ本人確認書類をお持ちのうえご来庁ください。
2.住所・氏名・年齢を確認できるもの(健康保険証、運転免許証など)
※60歳以上65歳未満の方は、身体障害者手帳や診断書、または障害の程度が確認できるもの
※自己負担免除対象者の方(非課税世帯・生活保護受給者等)は、接種費用の免除についてを確認ください。
成人用肺炎球菌ワクチン予防接種(横浜市ホームページ)
自己負担額
対象者は5,000円(税込)
※令和8年3月31日までは3,000円でしたが、令和8年4月1日以降は5,000円となっています。
すでに肺炎球菌ワクチンを接種された方へ
過去にPPSV23(ニューモバックスNP)またはいずれかのPCV(結合型ワクチン)を接種された方は、定期接種(公費助成)の対象外となります。ただし第8版ガイドラインでは、前回接種から1年以上の間隔をあければプレベナー20®またはキャップバックス®を任意接種(全額自己負担)として接種いただけます。
※第8版ガイドラインにて、ニューモバックスNP(PPSV23)の再接種は「原則として選択肢としない」と明記されました。「5年ごとにニューモバックスを繰り返す」スケジュールを実践してきた方は、PCV20またはPCV21への切り替えについてご相談ください。
任意接種の選択肢(自費)
| ワクチン | 血清型カバー率(成人IPD) | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| キャップバックス®(PCV21) | 約78% | 15,000円 | 最新の21価結合型ワクチン。抗菌薬耐性株を含む幅広い血清型をカバー。当院推奨。 |
| プレベナー20®(PCV20) | 約50% | 13,500円 | 2026年4月から定期接種ワクチン。任意接種でも接種可能。 |
プレベナー20の効果持続期間が「一生有効」から「5年程度」へ見直された経緯、第8版ガイドラインの詳細、キャップバックスとの比較については、当院ブログで詳しく解説しています。
▶ 高齢者肺炎球菌ワクチン 2026年4月全面変更|プレベナー20の効果持続期間を第8版ガイドラインで徹底解説
