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予防接種

PRIVATE VACCINATION — TRAVEL & OPTIONAL

自費予防接種
〜任意接種・渡航ワクチン・RSV成人ワクチンまで〜

公費の対象外でも、感染症リスク・年齢・職業・海外渡航・基礎疾患によっては、任意接種(自費)で打つべきワクチンがたくさんあります。任意のインフル・新型コロナ、おたふくかぜ、A型/B型肝炎、髄膜炎菌、破傷風、HPV男子、9価HPV女性、麻しん・風しん(MR)、水痘成人、そしてRSウイルスワクチン(成人)まで、横浜・センター南のかかりつけ目線でご案内します。

RSV成人ワクチン 渡航ワクチン HPV男子 A型・B型肝炎 おたふくかぜ

― はじめに:「公費じゃないけど、自分には必要なワクチンって?」 ―

「来月から海外赴任、急いで何を打てば?」「家族でハワイ旅行、子どもに何が必要?」「インフル定期接種の年齢じゃないけど、子どもがいるから打ちたい」「おたふくかぜ、大人になってから打ち忘れた」――センター南の外来でも、こうしたご相談を毎日のように頂きます。

自費(任意)の予防接種は、「公費の制度外だが、医学的に推奨される」場面が数多くあります。渡航・職業・年齢・基礎疾患・家族構成によって、必要なワクチンは大きく変わります。

本ページでは、当院・センター南で対応可能な任意接種ワクチンの一覧、料金の目安、渡航前スケジュール、新登場のRSV成人ワクチン(アレックスビー®/アブリスボ®)まで、最新情報に基づいて整理します。

1. 自費(任意)予防接種とは──公費との違い

予防接種は定期接種(公費・予防接種法に基づく)任意接種(自費・希望者)に分かれます。任意接種=「打たなくてよい」という意味ではなく、「医学的には推奨されるが、行政が一律に費用を出さない」接種が含まれます。

💡 任意接種を検討すべき方

  • 海外渡航(出張・留学・旅行・赴任)の予定がある
  • 家族に小児・高齢者・妊婦・免疫不全者がいる(家族内感染予防)
  • 医療従事者・保育園/幼稚園/学校職員・介護職員など職業上の感染リスクが高い
  • 糖尿病・心疾患・腎臓病・呼吸器疾患・自己免疫疾患などの基礎疾患がある
  • 過去に予防接種を受けていない/記録がない
  • 定期接種の年齢を過ぎた(HPV、おたふく、水痘など)

2. 任意接種ワクチン一覧(成人向け)

ワクチン 主な対象 回数
インフルエンザ(任意) 公費年齢外の方/家族予防 毎年1回
新型コロナ(任意) 公費年齢外/タイミング外 毎年秋冬1回
帯状疱疹(公費対象外年齢) 50歳以上で公費対象年齢外の方 シングリックス2回/ビケン1回
RSウイルスワクチン 60歳以上/妊婦(24-36週) 1回(追加検討中)
おたふくかぜ 未接種の小児・成人(特に妊娠希望者) 2回(4週間以上空ける)
麻しん・風しん(MR) 抗体陰性の成人/妊娠希望者/渡航前 1〜2回
水痘(成人) 未罹患・抗体陰性の成人 2回(4週間以上空ける)
A型肝炎 渡航・食事リスク・医療従事者 3回(0・2-4週・24週)
B型肝炎 医療従事者・血液接触リスク・渡航 3回(0・1か月・6か月)
HPV(男子・キャッチアップ期限後の女性) 中咽頭がん・尖圭コンジローマ予防 3回(0・2か月・6か月)
破傷風(成人追加) 災害ボランティア・渡航・10年以上追加なし 1回(10年ごと追加)
髄膜炎菌 寮生活・留学・サウジ巡礼など 1回

3. RSウイルスワクチン(成人・高齢者)──新しい選択肢

RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)は乳幼児だけでなく、高齢者でも肺炎や呼吸不全を起こす感染症。日本でも2024年以降、成人向けRSVワクチンが順次承認されています。

📊 利用可能な成人RSVワクチン

  • アレックスビー®(Arexvy):60歳以上向け。RSV下気道疾患の発症を1.7%→0.4%まで低下(試験データ)。
  • アブリスボ®(Abrysvo):60歳以上+妊娠24-36週の妊婦にも適応。妊娠中接種で生まれてくる赤ちゃんの重症化を予防。
  • エムレスビア(mRESVIA):高齢者向けmRNA型RSVワクチン(2025年5月承認、販売準備中)。

現時点で任意接種(自費)。日本感染症学会など3学会の合同見解では「高齢者・基礎疾患を有する成人への接種を考慮する」と表明されています。

💡 こんな方に検討

60歳以上で慢性心疾患・COPD・喘息・糖尿病・腎臓病・免疫低下がある方/妊娠24-36週の方/施設入所中の高齢者/小さなお孫さんと頻繁に接する方。当院でご相談ください。

4. 渡航ワクチン──行き先・期間・接種スケジュール

渡航に必要なワクチンは渡航先・滞在期間・活動内容(観光/業務/医療/ボランティア/僻地)で大きく変わります。渡航2か月前までのご相談を強くおすすめします。

渡航先 推奨されるワクチン例
東南アジア(タイ・ベトナム・インドネシア等) A型肝炎、破傷風、(地方滞在)日本脳炎・狂犬病・腸チフス
南アジア(インド・ネパール・パキスタン) A型・B型肝炎、破傷風、腸チフス、狂犬病、(季節)日本脳炎
アフリカ・南米(黄熱常在国) 黄熱(指定検疫所のみ)、A型・B型肝炎、破傷風、腸チフス、髄膜炎菌、狂犬病
欧州・北米・オセアニア MR(麻しん)抗体確認、破傷風、(医療従事者)B型肝炎
中東・サウジアラビア(巡礼) 髄膜炎菌(必須)、A型肝炎、破傷風

⚠ 黄熱ワクチンは当院では対応していません

黄熱ワクチンは厚生労働省指定の検疫所(東京検疫所、横浜検疫所など)でのみ接種可能です。当院では他のワクチンと組み合わせた事前相談・接種記録のまとめは承りますので、ご相談ください。

5. HPVワクチン(男子任意・キャッチアップ期限後)

HPVワクチンは公費の対象が限定的なため、男子・キャッチアップ期限を過ぎた女性の方は任意接種(自費)になります。海外では男女ともに定期接種化が進んでおり、中咽頭がん・肛門がん・尖圭コンジローマ予防、パートナーへの感染予防の観点から接種を推奨しています。

  • 9価シルガード®9:HPV型の約90%をカバー(推奨)
  • 4価ガーダシル®:男子に保険上の選択肢として(自治体助成あり)
  • 15歳未満で1回目を始めれば2回接種、15歳以上は3回接種
  • 男子も自治体助成が拡大中。横浜市の最新情報を当院でご確認ください

6. おたふくかぜ・水痘・MRの追加接種(成人)

📊 大人で接種を検討すべき方

  • おたふくかぜ:未罹患・未接種の方、特に妊娠希望者・男性(無菌性髄膜炎・難聴・精巣炎予防)
  • 水痘:未罹患・抗体陰性の成人(成人発症は重症化しやすい)
  • MR:抗体価が低い方、妊娠希望者、医療従事者、保育・教育職員、海外渡航前

まずは抗体検査(IgG)で必要性を確認することをおすすめします。当院では血液検査による抗体価測定を行っています。

7. A型・B型肝炎ワクチン

🍣 A型肝炎

経口感染(汚染された水・食品)。発展途上国の渡航、生水・生鮮食品摂取リスクのある方。3回接種(0・2-4週・24週)で長期免疫。

💉 B型肝炎

血液・体液感染。医療従事者・透析関係者・性行為・出産・タトゥー・ピアスなど。3回接種(0・1か月・6か月)。職場・実習で求められる方も多数。

8. 破傷風・髄膜炎菌・腸チフス・狂犬病など

ワクチン 主な対象・備考
破傷風(T) 10年ごとの追加接種推奨。災害ボランティア・園芸・農作業・渡航時に。
髄膜炎菌 寮生活・留学・サウジ巡礼・サブサハラアフリカ渡航。
腸チフス 南アジア渡航時に推奨。
狂犬病 アジア・アフリカの僻地長期滞在、獣医・動物関連職、咬傷リスクのある方。
日本脳炎(成人) アジア地方部・水田地帯への長期滞在で。

9. 予約・料金・英文証明書(イエローカード等)

  • 予約:原則 事前予約(WEB予約・お電話)。ワクチンの在庫確認のため、希望日の1〜2週間前のご相談を推奨
  • 料金:ワクチンにより異なります。WEB予約画面または電話でご確認ください
  • 接種証明書(日本語):その場で発行可能
  • 英文接種証明書:渡航・留学・赴任先からの提出依頼に対応。即日〜1営業日で発行
  • 母子手帳・予防接種記録カード:必ずご持参ください(接種歴の確認に重要)

10. 当院・センター南の自費予防接種の強み

  • 渡航ワクチン相談:行き先・期間・活動に応じたカスタム接種スケジュールをご提案
  • 抗体検査からの接種設計:MR・水痘・おたふくの必要性を血液検査で確認してから接種
  • 英文接種証明書を即日〜1営業日で発行
  • 家族同時接種:内科・小児科併設のため、ご家族そろっての受診が可能
  • 姉妹院との連携:田園調布・竹内内科小児科医院では訪問診療・AGEs測定、白金高輪・五良会クリニック白金高輪では胃カメラ・大腸カメラ・土日祝対応・2階アンチエイジング外来との連携が可能

🏥 五良会グループ 姉妹クリニック

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 来月海外赴任です。何から打てばいい?

A. 赴任先・期間・職務・家族構成をお知らせください。一般的にはMR抗体確認、A型/B型肝炎、破傷風、(地域によっては)狂犬病・腸チフス・髄膜炎菌など。1か月で打てるのは限られるため、優先順位を当院でご相談しながら決めます。

Q2. 子どもの頃の接種記録がありません。どうすれば?

A. 母子手帳が見つからない・接種記録がない場合は、まず抗体検査(血液検査)で免疫状態を確認します。麻しん・風しん・水痘・おたふくかぜ・B型肝炎などのIgG抗体価を測定し、必要なワクチンだけを接種します。

Q3. RSウイルスワクチン、私(60代)も受けるべき?

A. 慢性心疾患・COPD・喘息・糖尿病・腎臓病・免疫低下のいずれかをお持ちの60歳以上の方、または小さなお孫さんと頻繁に接する方には接種を検討する価値があります。日本感染症学会など3学会の合同見解でも推奨されています。当院でご相談ください。

Q4. 男子のHPVワクチンは自治体助成がありますか?

A. 自治体ごとに対応が異なり、拡大中です。横浜市の最新状況を当院でご確認ください。助成対象外でも、中咽頭がん・尖圭コンジローマ予防・パートナー保護の観点から接種を強くおすすめしています。

Q5. 英文の予防接種証明書はもらえますか?

A. はい、対応しています。当院で接種したワクチン・他院で接種したワクチン(母子手帳記録)を含めて、英文証明書を即日〜1営業日で発行可能。留学・赴任・ビザ申請にご利用ください。

Q6. 黄熱ワクチンは打てますか?

A. 黄熱ワクチンは厚生労働省指定の検疫所でのみ接種可能で、当院では取り扱っていません。横浜検疫所などをご利用ください。当院では、それ以外の渡航ワクチンとのスケジュール調整をお手伝いします。

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