自家中毒
片頭痛と言えば頭痛ですから当然頭に痛みが生じるものと思われています。
確かにほとんどの片頭痛では頭がズキズキと痛くなるのですが、実は頭が痛くならない片頭痛もあります。それが自家中毒による片頭痛です。
- 自家中毒による片頭痛はお腹に来ます。
自家中毒による片頭痛は症状がお腹に出るのが特徴です。お腹が急に痛くなり、嘔吐や下痢などを引き起こしてしまう症状です。
頭は痛くないのですが自家中毒でお腹が痛いことは、子どもさんの片頭痛の症状のひとつと明記されています。
- 自律神経系の障がいの可能性があります。
自家中毒はおそらく自律神経系の乱れが原因と言われています。神経系が乱れることで体内に自分でストレス(毒?)を作り出し、その結果そのストレス(毒?)のせいでお腹が痛くなり、片頭痛を引き起こすと言われています。
一般的には2-10歳程度、どちらかといえば男の子に多い病気で、子供さんによっては何度も自家中毒を繰り返す可能性もあります。
- ストレスを抱えやすいお子さんは注意を要します。
自家中毒は一種のストレス性の病気という見方もあります。片頭痛のリスクを高める乳児疝痛も初期の母子分離による不安によるものとの見方があり、ストレスと片頭痛には関わりがあると予測されています。
このことから、ストレスを抱えやすいやや内向的なお子さん、過度に周囲の期待に応えたり、周囲の目をうかがうタイプのお子さんは十分な注意が必要です。
大人にとっては何でもない人間関係や行事などがお子さんにとっては大きなストレスとなって腹痛や片頭痛の症状を引き起こす可能性もあるのです。
自家中毒を繰り返すようなら普段の生活やストレス環境を見直してみたり、小児神経や頭痛の専門医に相談をする事も有効です。
自家中毒とは自律神経の乱れによって体内に自分でストレス(毒?)を作ってしまう病気です。
ストレスを抱えやすいお子さんの場合は特に自家中毒とそれに伴う片頭痛に注意が必要です。
お子様の状態に心あたりがある方は、ぜひご相談ください。
院長 篠原 伸顕
