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朝寝坊による頭痛

[2025.11.13]

 皆様は休日とかに朝寝坊をすると頭痛が起きることはありませんか?

 普通はぐっすり眠ったのだからスッキリして当然なはずなのに、何で頭痛起きるのかと思うことはありませんか?

 あ~やっと休日だと、朝寝坊をする事に幸せを感じますよね。でも、寝すぎてしまうと、起きた時に頭痛がすることがあります。ここでは、 寝すぎによる頭痛の原因、ならびにその対処法についてご説明いたします。ただし、寝過ぎで頭痛が起こる原因は、まだはっきりとわかっていないようです。現時点で考えられている事を記載いたします。

 まず、熟睡をしている間はほとんど肩周辺の筋肉を動かす事がなくなり血行が悪くなります。そのため、長い時間横になると肩こりのような状態になりますので、体は血行を良くしようと血管を広げる働きのある“セロトニン”という物質を 脳内に大量に放出し、頭の中の血管が弛緩します。 弛緩した血管は拡張し、それが周囲の感覚神経を刺激することで頭痛が起こるのではといわれています。このような頭痛が起きた場合、解消法として痛み止めを飲むことがあります。ただし、本当に困っている場合は別として、あまり痛み止めには頼らない方が良いかもしれません。このタイプの頭痛は時間が経てば解消され、そのうち消えるという軽い気持ちで放っておくのも良いかもしれません。 なんらかの対処と云う事でしたら、頭の部分を冷やせば早めに良くなる可能性があります。

 寝すぎによる頭痛に悩まされないための現実的な対策としては、あまり寝過ぎない様にするという事ですねよね。当たり前だと思われるかもしれませんが、予防策としては確実です(でも当たり前ですが辛い!)。

 ただ、これは個人差があります。その人それぞれの寝すぎ、寝すぎじゃないがあると思われます。 12時間以上眠っても大丈夫な人もいればそうでない人もいます。 昔大丈夫だったのに、今はだめって人もいます。

その時々のリズムってあると思いますので、 自分にあった睡眠時間を探ってみるのも手かもしれませんね。

 このタイプの頭痛は片頭痛である可能性もあり、長すぎる昼寝でも頭痛が起こる場合は 片頭痛の可能性が高い様です。吐き気や嘔吐を伴う場合も片頭痛であることが考えられますが、あまりひどいと 他の原因であるなど可能性も否定できません。 また、寝すぎでないのに朝目が覚めたときに頭痛がするようでしたら、 睡眠時無呼吸症候群、うつ病、脳腫瘍など、なんらかの病気が原因となっていることも考えられます。 もし、昼寝でも頭痛がする、吐き気や嘔吐を伴う、あるいは寝すぎでないのに頭痛がするようでしたら、一度、医師にご相談されるのがよいでしょう。

 

※セロトニンについて※

 セロトニンとは「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並んで、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つです。

 セロトニンは人間の精神面に大きな影響与える神経伝達物質のため、 セロトニンが不足すると、精神疾患に陥りやすいと言われています。

 セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、 心のバランスを整える作用のある伝達物質なのです。 セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れてしまいます。 短気になったり、うつ病を発症すると言われています。 セロトニンは自然界の動植物に一般的に含まれる物質で、 トリプトファンと言う物質から生合成されます。人体中には約10mg存在し、消化管粘膜に90% 血小板中に8%存在して血液の循環を通じて体内を巡ります。残りの僅か2%が脳内の中枢神経系に存在し、人間の精神面に大きな影響を与えていると考えられています。セロトニンの働きが鈍ったり、不足したりするとうつ病などの精神疾患にかかったり、セロトニンの濃度が高くなるとセロトニン症候群と言われる中毒症状(錯乱、興奮、動機、高熱、下痢、振戦など)が現れるなど、私たち人間の精神の安定にセロトニンが 大きく影響していると言えます。セロトニンは大切な役割を果たしていますね。

 せっかくの休みに朝寝坊ができない片頭痛の方はちょっとかわいそうですね。何か解決策がないか一緒に考えていきましょう。

院長 篠原 伸顕

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